「曲がって永久歯が生えてきた!」「アゴが小さくて歯が入りそうにない。」「受け口で前歯が逆になっている?」たいてい一番最初に歯並びの異常に気付くのはお母さんです。
虫歯の治療は小さいうちに発見して治せば、簡単に治せますし、子供たちの負担も少ないです。
しかし、大きくなって神経まで進んでしまうと、治療は回数もかかり、子供たちの負担も大きくなります。
実は歯並びも同じなのです。
歯並びの異常に早く気付き、早く治療をすれば意外と簡単に治せるのです。
逆にそれを放置するとますます悪くなり、治すのに手間がかかるようになります。森永歯科クリニックでは歯並びも予防的に治すことが最もよいと考えています。
これまでの矯正学はすべて永久歯に生え変わるのを待って、それから永久歯を抜いて固定式の装置で治療するというものでした。
ですから、10年ぐらい前までは「まだ乳歯ですから様子を見ましょう」と説明していました。
しかし、虫歯予防に通ってくれる子供たちを診ていくと、ますます歯並びが悪くなっていくこが多いのです。 せっかく虫歯を予防出来たのに歯を抜いて矯正するということはとても悲しいことに思われてなりませんでした。
何もせずに、ただ悪くなっていく歯並びをただ見るだけで、虫歯予防だけでよいのだろうか?歯並びが悪くなるのも予防歯科ではないのだろうか?そう思い始めて、試行錯誤しながら予防矯正をはじめ、床矯正にたどり着きました。
お母さんが「おかしい?」と思った時が治療開始のタイミングです。
実際、森永歯科クリニックでは永久歯の前歯が生えそろった7歳ぐらいから治療開始する子が一番多いです。受け口やアゴがずれているなど顔の成長に大きな影響を与えるようなケースは4歳ぐらいから治療開始することもあります。
ガタガタの歯並びの原因の多くは歯が生える場所が足りないことです。 つまり、アゴの成長不足によるものがほとんどです。
歯並びはもちろん大切ですが、歯は並びよりも正しく使うことが大切です。 正しく使えばアゴが正しく成長し、歯が並ぶ場所があれば歯はきれいに並びます。そして一番大切なのは正しく咬むことで顔が正しく成長することなのです。
森永歯科クリニックでは成長期の子供の場合、永久歯は抜きません。
抜歯すると萎縮した顔がもっと萎縮してしまうからです。歯が並ぶのに必要なアゴの大きさに成長することの方が自然だと考えています。
顔が成長するためには発育刺激が必要です。それは咬むこと、つまり食事の環境が大切になります。
この5つのなかで思い当たることがあれば、それを改善することが治療の第一歩です。
このような悪習慣は歯並びや顔の成長に悪影響を与えます。
しかし、指摘してもなかなか治らないものです。強く言い過ぎるとかえってひどくなってしまうこともあります。
大切なのは自覚です。なぜその習慣が良くないのか、しっかり説明をして子供に自覚させることが大切です。 また、ポカンXやタッチステック、リットレメーターなどの器具を使うと効果的です。
歯並びが悪くなった原因を解決すること、つまり食事の環境を改善すること、悪習慣を治すこと。そうすることで生体バランスを整え、自分で成長し治ることです。
取り外しが出来る床装置
固定式装置(マルチブラケット)
矯正治療というと装置を使用したものだけを想像しますが、装置は補助的なものです。
大切なのはバイオセラピーだと考えています。
顔の成長の8割が6才までに行われます。
6才から10才ぐらいまでは減速し、10才から2回目の成長スパートが始まり、14才(女子)、17才(男子)ぐらいで成長は終わります。 その年齢の成長に追いつくことが治療だと考えています。
床矯正は患者さんが、いかにがんばって装置を入れてネジを巻くかで治療の進み具合が変ってきます。
しっかり、がんばれば早く治療が進みますし、あまりがんばらないとなかなか治療は進みません。
まさに主役は患者さんです。 したがって、いつまでに治療が終わりますということは言えませんので目標を立ててがんばっています。
森永歯科クリニックの矯正治療の流れを説明します。
口腔内写真、顔写真、全身写真、レントゲン写真の撮影、リットレメーター(口唇圧)、リップデカム(口唇閉鎖力)、インジケーターライン測定、動的バランス検査、歯列模型作成。
以上の検査の後、検査結果と治療方針の説明をします。
食生活と悪習癖について改善(バイオセラピー)治療はこの日からスタートです。
取り外しの出来る床装置の場合、検査から約3週間後に矯正装置が出来上がります。床装置の調整と取り扱いの説明をします。
食事の時、歯磨きの時、国語音楽英語などしゃべる授業のときは装置をはずします。 そのほか時間は出来るだけはめるようにします。寝ている時も装着します。小学校低学年の子など学校につけて行かない場合は家に帰ってから装着します。合計14時間以上装着できれば治療は可能です。この時間を下回ると治療が進まなくなりますので注意が必要です。
これから装置を使った治療もスタートです!がんばろう!
固定式の装置の場合は歯に装置を装着します。
ワイヤーを細い物から太い物に交換していくと歯並びが整っていきます。
装置は取り外しが出来ませんので、歯磨きを念入りにしましょう。
ネジがついている装置
萎縮したアゴを適正な大きさに拡げたり、前歯や奥歯を動かしたりして、歯が並ぶスペースを作ります。1つの装置には1つの役割があります。ネジは5mmぐらいまで広がります。6ヶ月以内に巻き切るのが目標です。
歯が並ぶスペースが出来た後に、歯の並びを整える装置です。
ネジはついておらず、ワイヤーで歯を挟み込むことで歯並びを整えます。
乳歯からの受け口の治療に使います。舌の位置と唇の筋肉を整えることで、受け口を改善します。
当院では3~6才のお子さんに使っていただくことが多いです。寝てる時のみ装着します。
歯に直接接着剤で貼り付けますので取り外しが出来ません。最初は、ほっぺたや唇に痛みを感じることがありますが、1週間ぐらいでおさまります。慣れるとしゃべるのに不自由はありません。
形状記憶合金の ワイヤーで歯並びを整えていきます。
床装置の使用状況をお聴きして、床装置の状態を調べます。
固定式装置の場合はワイヤーやゴムを交換します。食生活や悪習慣についての指導をします。
虫歯と歯ぐきのチェックをして、歯石や歯垢をきれいに取ったり、歯ブラシの練習したり、フッ素を塗ったりします。
装置によって歯並びがきれいになったら、しっかり咬めるようになるために食生活の改善、悪い習慣の指導をもう一度、しっかり行います。必要な人にはチューブ咀嚼訓練や舌の訓練を始めます。
骨が安定し、機能が安定するまで装置ははずせません。
固定式の装置をはずしたい人は保定装置に切り替えます。
歯並びがきれいになるだけでなく、骨が安定すること、きちんと咬めるようになること悪い習慣がなくなること。
つまり歯並びが悪くなった原因が改まれば治療は終了です。
おめでとう!
装置を卒業しても、12才臼歯が萌出完了するまで6ヶ月ごとに虫歯のチェックをしながら生え変わりを管理します。歯並びになにか問題が起きれば早めに対処します。
小児矯正 | 乳歯と永久歯の混合歯列期までの矯正を対象としています | 片顎¥300,000 |
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治療費には別途消費税がかかります
ケースにもよりますが、一般的には犬歯が生える前9~10才までに治療を終えた子は1~4個の装置で治療が可能です。それ以降まで治療が必要な子は4~6個の装置が必要になります。
どんなに装置が多く必要なケースでも費用が80~100万円もかかることはありません。
約10万円から治療をスタートできます。
出来るだけ早い時期に治療を終了できるようにしましょう。少ない数の装置で簡単に治りましょう。
そのためには機能を高めることが大切です。
機能することで装置による治療を少なくすることができます。
ご協力:大野城市はなだ歯科医院
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午前 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ☆ | × |
午後 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | × | × |
○:9:00~12:30/14:30~18:30
☆:9:00~12:30
木曜・土曜午後・日曜・祝日